前回記事(初期プラグイン設定3回目)では基本的なセキュリティ対策をとりました。
今回は最後のステップ、 WPForms(無料版でOK /正式名称:Contact Form by WPForms) でお問い合わせフォームを設定していきます。
お問い合わせフォームの設置方法
(独自ドメインメール取得・自動返信メール設定を含む )
導入マップ
今回の位置づけはこちら

今回使うプラグイン
- WPForms
- ドラッグ & ドロップの簡単操作でお問い合わせフォームを設定
- WP Mail SMTP
- お問い合わせフォームからの通知メールが確実に届くようにする
ブログを始めたばかりの方にとって、「お問い合わせフォームって本当に必要?」と思うかもしれません。
正直、日常的に問い合わせが来ることは少ないかもしれませんが、設置しておくこと自体に大きな意味があります。
- 信頼性アップ
- フォームがあるだけで「運営者がきちんと存在している」という安心感
- 案件獲得のチャンス
- 広告主や企業からの連絡窓口として使われることも多い
- 安全性の確保
- メールアドレスを公開せずにやり取りができる
- Google AdSenseを将来的に申請するなら ほぼ必須
- 広告の一種。個人的には今は使用していないが、ブログ初心者が「月に数千円~数万円程度の収益を狙う」なら選択肢の1つになり得る
では、以下の流れで順番にご紹介していきます。

今回もキャプチャ画像たっぷりで


WPForms の導入
WPFormsの特徴(できること)
まず大枠を押さえましょう。
こんなイメージを持っておけばOKです。
WPForms の概要
- ドラッグ&ドロップで簡単にフォーム作成
- コード不要で、初心者でも直感的に問い合わせフォームを作れる
- 豊富なテンプレート
- すぐ使える雛形あり
- Google reCAPTCHAと連携可能
- スパム対策もOK
- SWELL公式で推奨プラグインとして紹介
- 相性の良さ◎
プラグイン追加(WPForms)
では、実際に導入していきます。
画像に沿って設定すれば、基本的な問い合わせフォームが完成します
(必要に応じ、あとでアレンジもできます)


プラグイン→プラグインを追加


「Contact Form by WPForms」と入力し検索。→今すぐインストール


有効化


まず、テンプレートでざっくりフォームを作成
WPForms→Add New Form


はじめる


「お問い合わせ」と入力し「完了」


「簡単なお問い合わせフォーム」を選び、「テンプレートを使用」


完了


ここでは一旦、「完了」
(あとで調整します)


「お問い合わせ」と入力し「はじめる」


チャレンジを終了する


固定ページを表示





この後 調整が必要ですが、とりあえずは形になりました


ダッシュボードに戻って、「固定ページ」→「お問い合わせ」


スラッグ「お問い合わせ」となっている個所をクリックし「contact」と小文字で入力
(これをしないと、URLが乱れます)
【参考】スラッグの箇所がクリックできない場合
※クリックで開きます
ダッシュボード「設定→パーマリンク」と進みます。
「投稿名」にチェックをつけて「変更を保存」でOK
パーマリンク設定:該当箇所を表示


contactと入力したら、「保存」
詳細設定・テスト


ここからは各種、詳細設定を進めます。
今回の作業でココが一番大変ですが、真似して進めれば 簡単にできると思います
頑張って乗り越えましょう。
スパム対策:「Google ReCAPTCHA」を設定
ここで、スパムメールの対策を行います。
- スパムや自動送信を防ぐ仕組み
- 問い合わせフォームやコメント欄に、ロボットが迷惑メッセージを送らないようにしてくれる
- 人間かロボットかを判別するツール
- 「私はロボットではありません」のチェック(v2)や、最近では見えない形で自動判定してくれるタイプ(v3)もある
- 一長一短あり、好みですが 当ブログではv3を導入
- 無料で使えて WPFormsと簡単に連携可能
- 設定しておくだけで、迷惑メール対策がぐっと強化できる
では、設定に移ります。


Google ReCAPTCHAの公式サイトへアクセス→「使ってみる」
(「使ってみる」をクリックすると無料のreCAPTCHA Essentialsの設定画面に移動します。)
(Essentialsでは月に最大 10,000 件の評価できます。個人のブログ運営であればこれで充分なのでこれでOK)


- ラベル:サイト名を入力(自分がわかればOK)
- reCAPTCHA タイプ:v3
- ドメイン:ドメイン名を入力
(「https://」の部分は入力しない)
入力が終わったら、「送信」
(初めて利用する場合は、「利用条件の同意」や「アラートをオーナーに送信」のチェックボタンがあるかもしれません。その場合はいずれもチェックを入れて「送信」)


サイトキーとシークレットキーが発行されます。



この後すぐに使います。
コピーできるようにページを開いておいてください


ダッシュボードを開き、WPForms → 設定


「CAHTCHA」のタブを開き、「reCAHPTCHA」を選択


タイプは reCAPTCHA v3 を選択。
サイトキー・シークレットキーの欄に先ほど発行したものを貼り付けます。
その他はデフォルトのままでOK。
設定を保存


WPForms → すべてのフォーム → お問い合わせの「編集」


reCAPTCHAを選択し、OK


右上に「reCAPTCHA 有効」と表示されればOKです。


試しにお問い合わせフォームを表示してみます。
右下にreCAPTCHAマークが表示されれば設定が完了です。
フォームを微調整


フィールドの「名前」の箇所をクリック


- ラベル:お名前
- 説明:お問い合わせされる方のお名前をご入力ください。
など、適宜 追記修正してください。


同じ要領で、「コメントまたはメッセージ」となっている個所を「お問い合わせ内容」に修正し、説明文を入れていきます。
通知設定【独自ドメインメールを取得し「WP Mail SMTP」も設定】



通知設定では フォーム入力者や管理者(自分)に自動で送られる通知メールの設定ができます
ココは少しわかりにくいかもしれないので、先に完成形を載せます。
用語の意味合いも記載します。
確認しながら設定してみてください
完成形


用語の意味 & 設定方法
- 送信先メールアドレス:フォーム送信があったときに「誰に通知メールを送るか」を指定
- 初心者のつまずきポイント:「自分に送るのか?相手に送るのか?」→ ここは“通知を受け取る人”を指定する欄
「自分(管理者)のメールアドレス」と「サイト訪問者が入力したメールアドレス(Field #2 メールアドレス
など)」の両方を指定
【参考】「Field #2 メールアドレス」= {field_id=”2″} の正体
※クリックで開きます


【参考】「管理者のメールアドレス」={admin_email} の正体
※クリックで開きます


ダッシュボード「設定」→「一般設定」から確認できます。
- メール件名:通知メールのタイトル
お問い合わせありがとうございます
- フォーム名:どのフォームから送信されたかを自動で反映可能
(複数のフォームを運営している場合、ここで仕分けできる)
サイトに1つのみの場合は、サイト名でOK
- 送信元メールアドレス:「通知メールが誰から届いたように見えるか」を指定
- 初心者の誤解ポイント:「ここに相手のメールアドレスを入れる?」→ 違います!
- ここは独自ドメインのメールアドレスを使うのが基本
GmailやYahooメールなどのフリーメールを使うと「なりすまし」と判断され、迷惑メール扱いになりやすいです。
(問い合わせした方に通知メールが届かない原因に繋がります)
独自ドメインメールを使う重要
(例:〇〇〇@abcd.com)
(※独自ドメインメールアドレスの取得方法:後述)
独自ドメインと異なる
メールアドレスを入れると
このような表示が出るはず


そこで WP Mail SMTPをというプラグインを後ほどインストールします。
(これにより通知メールがSMTPサーバーを経由して送信され、しっかりと届くようになります。)
(なお、画像の箇所にあるテキストリンクからインストールすると英語版になってしまうはずです。ダッシュボード「プラグイン」→「プラグインを追加」からインストール推奨)
メール送信に特化したサーバー
→そのため、「迷惑メール扱い」されません



まずは独自ドメインメールを取得します。
その後でWP Mail SMTPを設定へ。
【簡単】「独自ドメインメールアドレス」の取得手順
(ConoHa Wingの場合)
※クリックで開きます
ConoHa Wing(メールアドレス作成方法)に手順は書かれていますが、以下の通りです。(簡単 )


上部メニュー「WING」を選択したうえで
「メール管理」→「メール設定」→「+メールアドレス」


「メールアドレスにしたい文字列」と「パスワード」を入力し、保存
(ここで設定するパスワードは、後ほどWP Mail SMTPの設定で入力が必要となります)


これで「自分のドメイン」のメールアドレスが取得できました。
WP Mail SMTP のインストール & 設定 重要
※クリックで開きます


プラグイン→プラグインを追加→「WP Mail SMTP」と入力→「今すぐインストール」


有効化


(このセットアップウィザードはわかりづらいので、)「ダッシュボードに戻る」


WP Mail SMTP→設定→一般
- 送信元メールアドレス:(先ほど取得した)自分のサイトのドメインメール
- 送信元メールアドレスを強制使用:チェックを入れる
(↓続きます)


- 送信元メールアドレス:(先ほど取得した)独自ドメインメール
- 送信者名:サイト名などでOK
- 返信パス:オン
- メーラー:その他のSMTP
- SMTPホスト:mail〇〇.conoha.ne.jp
【ConoHa Wing管理画面(「メール管理→メール設定→メールアドレス詳細」から「SMTPサーバー」を確認】


SMTPホストの確認方法はこんな感じ
- 暗号化:TLS
(TLSは暗号化技術の一種。SSLの後継規格で現在はTLSが標準。ConoHa WingはTLS対応) - SMTP ポート:587
- 認証:オン
- SMTP ユーザー名:(先ほど取得した)独自ドメインメール
- SMTP パスワード:独自ドメインメールを設定した際のパスワード



最後に「設定を保存」を押しせばWP Mail SMTPの設定は完了
- Reply-To(返信先):管理者が通知メールに返信したときに、どこへ届くかを指定する欄
フォーム入力者のメールアドレスフィールドを指定
(例:Field #2 メールアドレス
を選んでおけば、問い合わせに返信するだけで相手に届く)
- メールメッセージ:通知メールの本文に何を表示するかを決める欄
お問い合わせありがとうございます。(本メールは自動配信メールです。)確認後、改めてご連絡させていただきます。{all_fields}
(補足:{all_fields}
を入れると、送信者が入力した内容がすべて反映されるので便利)
最後に右上にある「新規通知を追加」を押す。
ちなみに…先ほどの表示はこのように変わるはずです。
独自ドメインメール & WP Mail SMTP
設定前


独自ドメインメール & WP Mail SMTP
設定後


お疲れ様でした!
確認設定



確認設定では 送信完了ページに表示される内容を設定できます


設定→確認→確認メッセージの欄へ
お問い合わせありがとうございます。追ってご連絡させていただきます。
みたいな感じで入力したら、「保存」をクリック
テスト送信してみる
作成した固定ページのURL(〇〇.com/contact)にアクセスして、表示を確認します。


各入力フォームに適当に入力し、「送信」
(メールアドレスはご自身の普段よく使うメール等でいいと思います。)


送信後、このような表示(確認設定で登録した内容)が表示されればOK。
次は、自動配信メールが届くか確認します。


問い合わせフォームにテスト入力したメールアドレスの受信トレイにいき、メールが届いているか確認します。
先ほど取得した独自ドメインメールから届いていればOK



設定した内容が反映されているので、これでOK
サイトに表示させる


最後にサイトの下部に問い合わせフォーム(作成した固定ページ)を表示させます。
フッターメニューを作成


「外観」→「メニュー]
メニュー名に「フッター」と入力し、固定ページ「お問い合わせ」にチェックをつけ、「メニューに追加」


メニュー構造に「お問い合わせ(固定ページ)」が追加されたのを確認し、メニュー設定の「フッター」にチェックを入れ「メニューを保存」
これで完了です


「ライブプレビューで管理」を押すとプレビューを確認できます。





これで全て完了です
最後に
お疲れ様でした!
これで、全4回にわたる「初期設定プラグイン」の導入が全て完了しました。


とりあえず ここまでやれば、記事を書き進めていけばよいかと思います。
今後、適宜 必要に応じプラグインを追加してください。
(とはいえ プラグインの入れすぎは不具合の原因に。必要最低限にとどめるのがオススメ)
今後、本格的にブログで稼いでいくなら、バックアップ プラグイン(BackWPupなど)は入れたらよいとは思います。別途、機会があれば記事にします。
まずは大きなステップを突破!
(勝手にそう思ってます)
本当にここまでお疲れ様でした。
ここからは、コンテンツ作り(戦略策定・記事執筆)に時間を割きましょう!
今回はこのあたりで。